2019/05/20TwitterやInstagramでなぜ炎上するのか?ネットリテラシーの無い若者が蔓延る理由について。

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志門倉田

志門倉田慶應義塾大学 環境情報学部4年

大学二年時にベンチャー2社で役員を経験。その後はフリーのwebデザイナーとして働く。現在は、8crossのクリエイター、一般社団法人クロスポイントプロジェクト理事を兼任する。

はじめに

昨今、「バカッター」などと揶揄されるように、飲食店内での度が過ぎた迷惑行為やなどをSNS上にアップし、炎上してしまう若者が増えてきています。また、それ以外にも匿名のネット掲示板などでの誹謗中傷や殺害予告などの到底、「いたずら」の一言では済まされないような無責任な言動をよく見かけます。
そこで、今回はこれらの「ネット上での馬鹿な行為」をネットリテラシーの観点から考察していきたいと思う。

何故若者は馬鹿な言動をネット上でしてしまうのか

まず第一の原因として、インターネットの発達により、誰でも簡単にネット上で動画や画像、様々な意見を発信でき、自己顕示欲を簡単に満たせるようになったからであると考える。もちろん、インターネットが発達する以前から、所謂「目立ちたがり屋」は存在していたが、実世界でいくら目立つ行為をしようと、そこまでの拡散性はなかったのである。しかし、SNSによってたった1分の動画ですら全世界にボタン一つで拡散できるようになった。
また、それによって「インフルエンサー」という職業が誕生したのも一因だろう。誰よりも目立ち、誰よりも面白いことをやる事で一気に人気者になれる。そんな環境が人々の自己顕示欲を刺激し、結果として行き過ぎたいたずらに走ってしまうのではないかと思う。

セキュリティ社会の功罪

私たちの過している現在の社会は、高度に保護された「セキュリティ社会」と化している。インターネットができる以前は、自らのすべての言動必ず責任が纏わり付いていた。しかし、インターネットの発達により、誰でも、匿名で、立場も関係なく情報を発信できるようになった。それにより、自分が社会という公共空間に属しているという意識が希薄化し、結果として自らの言動に責任を感じることができずに、誹謗中傷や炎上行為に走ってしまうことを助長しているのではないか。

ネットリテラシー教育の不足

ここまでSNSが発達して、今や小学生ですらTwitterやFacebook、LINEを利用していることも珍しくない。今の子供達の周りには、ひと昔と違って情報社会になってきている。その為、文部科学省の定める学習指導要領にも「情報教育」の項目ができたほどだ。プログラミングなどの教育に関しては、かなり充実し始めることが予想される。しかし、便利なツールの使い方は教えられても、それを使う際のマインドセットまでは教えられないのが現状である。
正しい使い方をすれば、非常に便利なSNSやインターネット。しかし、その使い方を一歩間違えれば、危険なものにもなってしまう。だからそこ、リテラシー教育が大切なのにもかかわらず、現状ではネットリテラシー教育はしてまり充実していない。

では、どうしたら良いのか

現在、子供向けスマートフォンなどでは保護者が禁止ワードを設定できたりと「禁止」する形で子供達を炎上などから保護している。しかし、私は単に「禁止」という行為で縛るのではなく、それを使うためのマインドを育てていく方が良いと私は考えている。ネット上で何かを発信する際には、それが正しいのか間違っているのかをしっかりと考えることが大切なのだ。匿名だからといって、なんでもして良い訳ではなく、自分が社会に属しているという意識を持った上で、無責任な言動を恥じる気持ちを持つ。これこそが、これからの時代を生きていく上で大切なリテラシーなのである。

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