人が好き。2018年度「福男」佐藤玄主に聞く~人と人とを繋ぐことの大切さ~

一般社団法人クロスポイントプロジェクト

代表理事 佐藤玄主

プロフィール

佐藤玄主一般社団法人クロスポイントプロジェクト 代表理事

1999年11月20日 兵庫県芦屋市出身。本名は佐藤玄主(さとうくろす)。芦屋市立山手小学校在校中にボランティア活動の任意団体「超丸商店(芦屋山手超丸会)」設立し、ボランティア・スピリット・アワードを受賞。その後、尼崎市立尼崎高等学校を経て慶應義塾大学経済学部通信教育課程に在学中。2018年には西宮神社の伝統神事「福男選び」において一番福を獲得。2019年には一般社団法人クロスポイントプロジェクトを設立した。

インタビューのまとめ

時代は令和、生まれは平成11年で今年やっと二十歳になるというのに、どこか昭和の雰囲気を醸し出す2018年度福男の佐藤玄主。リアルな人と人との繋がりを大切にするあまり、我を忘れて熱い感情に振り回されながら毎日を過ごすせいか、人情味溢れるその性格は憎むことが出来ない。そんな破天荒で、一緒にいるだけでクスッと笑えてしまう、コミカルな佐藤玄主さんにお話を伺いました。

空前絶後のかまちょ!原動力はいつだってあなた!

Q 福男選びに出ようと思ったのは何故ですか?

佐藤

初めての福男選びに参加したのは中学校2年生です。中学から陸上を始め、当時、存続が危ぶまれるほど不穏だった部活動の雰囲気を好転させたい一心で、所属柄、足を生かそうと考えました。しかし、必ず走れる!というわけではなく、高倍率な抽選もあります。高校3年生の時は進路との兼ね合いもあり福男への参加を悩みましたが、中学、高校と不完全燃焼で終わってしまった陸上に対する熱い想いは消えず、支えてくれた周囲の方々に必ず恩返しをしたいと思っていました。その想いが実を結んだのか、一番福を掴み取ることが出来ました。競技力のみならず、人間力の大切さを教えてくれた沢山の人に感謝しています。ひとつひとつの教えが陸上人生を終えた後にも生きることばかりです。

Q 幼少期はどんな子でしたか?

佐藤

走ることも好きでしたが、幼い頃から温泉巡りや御朱印巡りが好きです。父に連れて行ってもらったことがきっかけで自分でも巡るようになりました。小学生時代に付いたあだ名は「オジサン」。銭湯へ行って知らないおじさんと裸の付き合いで生まれる何気ない会話や、独特のお祭り文化も、人と人との繋がりを実感できる日本の文化は素敵だと思います。世の中の全ての人がいわゆる”良い人”とは限りませんがそれぞれに良い所があると考えています。老若男女問わず沢山の人に出会いたいです。これらの経験はお金に換えられません。

Q 問題意識としていることはありますか?

佐藤

地域で起きたおばあさんの「孤独死」が小学生ながら衝撃的で未だに忘れられません。繋がりがあれば、防げたのではないか、と思いました。何かアクションを起こそうとその時に思いついたのがお祭りで屋台を出店することです。お祭りが持つ楽しくて陽気な雰囲気が交流を活性化すると考えました。顔見知りになることでイベント後も会話を生み出し、コミュニティに強固な繋がりをもたらしてくれるだろうと確信しました。人間関係が離散したように感じる現代でもっと地縁を大事にしたいという意識が常にあります。

モテ期はいつやってくるのやら…

Q 福男はモテますか?

佐藤

率直に福男になってもモテることはありません(笑)
こんな僕みたいなジャガイモ…なんて外見を嘆いて卑下するのはよくないですね(笑)
けれど、お遍路中に出会った人に言われた「今から”漢”として味が出てくる」という言葉を信じています。なんでもポジティブに捉えています!

Q ズバリ、タイプは?

佐藤

芸能人で例えるなら誰がタイプ?と聞かれることもよくあるのですが、外見では判断しかねます。かといって判断基準を言葉にするのも難しいですが…敢えて言うなら、同性から好かれている人にはグッときちゃいます。表面上だけでなく、本当にいい子かどうかが分かりますよね(笑)
やはり、外見より中身が大切!もっと言えば、志や夢を持つ熱い人に惹かれます。自分で言うのも恥ずかしいですが、僕自身恋愛に対して誠実かつ一途で相手を楽しませたい気持ちが強いです。素敵なパートナーと出会えた時には日々笑顔で溢れさせてあげたいです。何気ないことに一緒に顔をほころばせること以上の幸せは無いように思います。アピールポイントは車の運転が得意なので、性別問わずドライブデートでは夜景を観に行きたいですね(笑)是非声をかけてください!

やったからこそ分かる、経験という名の最強理論

Q 福男としてどんな生活を送っていますか?

佐藤

実学、実践!ワクワクやキラキラした好奇心の赴くままに過ごしています。なぜなら、他人がしたことのない経験をすることが人生の説得力へ変わると思っているからです。いってみたい、やってみたい、が30~40代になって出来るとは限りません。今思ったことはまさに、今しか出来ないこと。加えて、経験は語ることが出来ます。何かをするに伴って人と関わりが生まれ、その経験談ですら人と繋がるきっかけになり得るのです。
今年3月に四国を巡るお遍路へたった一人で32日間行って参りました。福男への感謝と、同じ仏教国であるラオスのダム決壊復興を願ってのことです。夏には現地に足を運び、自分に出来ることをしようと予定しています。僕自身、苦しいこともありますが後悔はありません。物事はとらえ方次第で、振り返ればやはり人に支えられてきたように思います。純粋に、人が好きですね。

Q 福男とはどうあるべきですか?

佐藤

福男は皆に福を分けるべきであると考えます。ギブアンドギブの精神で、独り占めするものではありません。見返りを求めてもいけないでしょう。福男を勝ち取ったからにはいろんな人にお分けしてこそ真の福男。福そのものは目に見えるモノじゃないけれど、口に出すことで形帯びていくと思っています。

そんな佐藤玄主さんのこれからの展望とは…?

Q 最後に、志を教えてください。

佐藤

「ヒューマンコネクター」として人と人とを繋げることが私の確固たる志です。
情報媒体を使って、これまでだったら会えなかった人と直接顔を合わせることなく繋がることの出来る時代-そんな世の中ではありますが、リアルに会って繋がることの大切さは忘れてはならないと思います。でも、リアルってなかなか難しい。だから、当メディアはインタビューをリアルで行い、それをオンラインで発信する。オフラインとオンラインをうまく使い分けて本来なら聞くことの出来ない誰かの心の声を掬い上げ、拡声器のように沢山の人の「志」を共有していきます。それが誰かと誰かの懸け橋になるのであれば僕としては大成功です。今まさにこれを読んでくれているあなた。画面越しではあってもこの想いがあなたの元へ届き、繋がれたことをとても嬉しく思います。

会社情報

法人名

一般社団法人クロスポイントプロジェクト

本部所在地

兵庫県芦屋市

従業員数

11名(業務委託含む/2019年6月1日現在)

法人ツイッター

CPP_Official

個人ツイッター

Cross Sato

編集後記

時間と空間に制約された、長くて短い人生の中で出会える人の数は限られている。ある一つの出来事が個人を変えるのではなく日々の細かな相互関係が私たちを変えていくことはイメージしづらいかもしれない。今に至るまでの連続した繋がりを、必ずしも言語化できるとは限らない拙い言葉たちを含めすべてに感謝したいと思う気持ちを取材を通じて再確認させられた。

written by

山本幸立教大学メディア社会学科

1999年9月25日 東京都出身。今までの人生の中でたくさんの出会いを経験し、様々な影響を与えられてきた。そして、「自分も誰かに影響を与えられるようになりたい」と思い、相互関係や影響について学ぶために立教大学メディア社会学科に進学した。ちなみに、テレビ越しに映る福男にも充分影響を受け、テレビの可能性についてまだまだ捨てがたいと思っている。